<ロッテ8-7オリックス>◇10日◇QVCマリン

 ロッテが2人の満塁キラーの働きぶりで約1カ月ぶりの連勝を飾った。エース成瀬が勝ち越し3ランを喫した直後の5回。5番角中勝也外野手(25)が無死満塁で左中間を突破する一打を放った。左腕マクレーンに対し、「直球で押す投手じゃない」と直球を捨てていた。変化球に的を絞り、走者を一掃して同点に追いついた。規定打席到達者の中で満塁時の打率は11打数7安打14打点でリーグ1位の6割3分6厘。「エースが投げているので負けられない」。成瀬を救った。

 4番ジョシュ・ホワイトセル内野手(30)は1点を追う6回2死満塁で輝きを放った。左腕中山に対し外角低めのスライダーを見極め、最後は高めの直球を右中間へ運んで逆転に成功。満塁時では2日の日本ハム戦の満塁弾に続き2打数2安打7打点だ。

 チームの救世主だ。不振のため3カ月間の2軍調整を経て昇格後、15試合で打率3割6分2厘、5本塁打、17打点と猛威を振るう。8日の西武戦で2打席連続本塁打を放った時には「チョ~キモチイイ!」と競泳五輪金メダリストの北島ばりに日本語でほえた。「ヤクルト時代に田中から教えてもらったんだ。でも有名なアスリートの言葉とは知らなかったよ(笑い)」。先発陣の台所事情は変わらず苦しいが、2人の活躍で首位日本ハムと1ゲーム差に迫った。【広重竜太郎】