<ヤクルト1-7阪神>◇19日◇神宮
流れをグググッと引き寄せた。阪神上本博紀内野手(26)が9回の大量得点を呼び込んだ。9回2死から相手のバッテリーエラーで勝ち越し、なおも敵失で2死二塁のチャンスが転がり込んだ。2ストライクと追い込まれてから、バーネットの内角高め直球を中前へ。適時打で打線を目覚めさせた。
上本
いつもと一緒の気持ちで入った。食らいついていこうと思っていた。1球1球全力で、一生懸命やりました。
先頭の6回にも右前へ運んだ。俊足を飛ばし、二塁へ到達。今季4度目のマルチ安打で連続安打を6試合に伸ばし、切り込み隊長の役割を果たした。それでも「それは周りが判断すること。僕はそこに関しては考えていない」と打順を意識せず、1球に食らいつく姿勢が好結果を呼んだ。
早大時代に慣れ親しんだ神宮で暴れた。4年時2年ぶり41度目のリーグ優勝を決めた。主将だった上本は仲間の手で胴上げされ、歓喜に浸った。リーグ史上27人目の通算100安打も放った数々の栄光を刻んだ思い出の地で、キラリと輝いた。常々「特別な感情はない」と話すが“庭”での17日からのヤクルト3連戦で打率3割6分4厘と好調だ。
8月9日巨人戦(東京ドーム)から10試合連続で「1番二塁」でスタメン出場。打率は2割9分8厘まで上昇したが「ずっと出たことがないので、好調かわかりません。1球1球、勝負をかけていくだけです」と冷静。新リードオフマンが猛虎打線をけん引していく。【岡本亜貴子】



