2軍で調整中の日本ハム斎藤佑樹投手(24)が20日、たった1人の休日返上トレで1軍昇格へ向けて動き出した。前日19日はイースタン・リーグ楽天戦(南三陸)に先発も5回7安打6失点(自責2)。「次もここですね」と1軍昇格は見送られたもようで、次戦もイースタンで25日ヤクルト戦(鎌ケ谷)に先発する見通しとなった。

 結果を出せないでいる危機感が、早朝から斎藤の体を突き動かしていた。午後3時半、誰もいない千葉・鎌ケ谷の室内練習場に現れると開口一番「暑い!」。じっとしているだけで汗が噴き出すほど、蒸し暑さが充満する中、投球フォームを確認しながら壁に向かって黙々と投げ込んだ。前日は深夜0時過ぎに寮に戻り、この日は2軍練習もオフだったが「今朝も走ってから、ウエートしてました。体は全然元気です」と話した。

 走者を背負ってからが持ち味の粘り強い投球ができずにいる。本人が感じているのは「自分の中で感覚のズレがある」ということ。「ここっていうところで、ストライクからボールになる球を投げたいのに変に力が入ったり、スーッと投げて打たれたりしている」。「(勝負どころの見極めが)分からなくなっている。試合でしか養えない部分なので」と悩みは深い。それでも、休日返上練習で前に進もうと必死だ。次戦は結果もそうだが、勝負強さを取り戻すきっかけを早くつかみたい。【木下大輔】