<中日0-1ヤクルト>◇25日◇ナゴヤドーム

 中日高木守道監督(71)が、4番森野将彦内野手(34)にダメ出しした。ヤクルト先発館山に対し、1回の先制機で併殺打。6回の好機もあえなく右飛に倒れ、今季10度目の完封負け。復調のきっかけが見えない主砲を「あんなんじゃあ4番の貫禄ない」と突き放した。首位巨人も敗れてゲーム差は6のままだが、歯車が微妙に狂っている。

 今季10度目の完封負けを喫した高木監督の顔は真っ赤だった。怒りの矛先は4タコの4番森野に向けられた。

 「悩み多き4番だね。タイミングが合わんから迷っとるんでしょう。自信なさそうに見逃ししてストライクと言われとる。あんなんじゃあ4番の貫禄ない」

 先制のチャンスが一瞬でつぶれた。1回1死から荒木、和田の連打で一、二塁の好機をつくるも、森野が外角変化球に手を出して一塁併殺。森野は走者を置いた6回1死一塁の場面でも初球の変化球を打ち上げて右飛に倒れていた。つながらない打線へのイライラを4番に向けるしかなかったのか。「ああやって首をひねっとるようじゃ、ベンチ(の雰囲気)もよくならん」と、最後まで辛口だった。

 森野は「分かんないです。何もしゃべれません」と厳しい表情で球場を後にした。開幕から4番の椅子には山崎、ブランコ、和田が座ってきたが、球宴明けの7月27日ヤクルト戦から森野が固定されていた。一時、調子を上げていたが、ここ3試合で12打数1安打とプチ・スランプ。今後の打順変更の可能性について問われた高木監督は「いろいろ考えとる」と、不機嫌そうだった。これ以上、首位巨人に離されるわけにはいかない。守道竜が正念場を迎えた。【桝井聡】