春季東京大会で準優勝を果たした国士舘が6日、湘南学院と練習試合を行った。
初回、2番石田凪人外野手(3年)の右翼線三塁打で好機を作ると、3番高橋昊太内野手(3年)がスクイズを決め、幸先よく先制した。投げては春の都大会でエースナンバーを背負った、新居蒼虎投手(3年)が9回4安打完封。夏に向けて、順調な調整ぶりを示した。
春の準優勝を支えたのは、右の三枚看板だ。春季関東大会でエースを務めた海老沢健投手(3年)、1年夏からチームを支える杉本大維投手(2年)が新居と共に強力投手陣を形成する。
それぞれエースの座を争うライバルだが、普段は仲が良いと3人は話す。海老沢は「新居とは寮でお風呂もよく一緒に入りますし、杉本は年下ですけど良い意味で同い年のような感じです」と笑顔で話した。
オフシーズンには海老沢が発起人となり、投手会を実施した。「秋も悔しい負け方をして、ここからもう一度頑張ろうと話しました」と振り返った。
関東大会では優勝した横浜(神奈川)に1-9で7回コールド負け。全国屈指の強力打線を前に力の差を見せつけられたが、その経験は3人にとって大きな財産となった。
2番手として登板した新居は「真っすぐのキレやスピードが全然通用しないと感じたので、瞬発系のトレーニングを増やして強化しています」と課題克服に取り組む。
21年ぶりの夏の甲子園出場を目指し、3年生と最後の夏を戦う杉本は「新居さん、海老沢さんと投手陣で勝たせられた試合を多くできるようにしたい」と力を込めた。
春の悔しさを胸に刻んだ右の三枚看板が、甲子園出場へチームをけん引する。【田島優大】

