西武の「メモリアルボーイ」が、優勝マジックを明日5日に点灯させる。5日の先発予定は菊池雄星投手(21)で、今季は初セーブ(7月15日)が借金完済、1勝目(同26日)が3位浮上、2勝目(8月15日)が2位浮上、3勝目(同29日)はチーム今季初の貯金10と“節目”で貢献。マジック点灯に絡んで、5たび仕事をやってのける。
引き寄せられるかのように、西武菊池のもとへ、チャンスが巡ってきた。早ければ5日のソフトバンク戦にもマジックが点灯。優勝へのカウントダウンを告げる、5日の先発マウンドに上がる。「今はついたり、消えたりする可能性もある。マジックにこだわらず、1戦1戦、戦っていけば、優勝も見えてくると思います」。盛り上がる周囲とは対照的に、冷静に話した。
チームの節目で、力を発揮してきた。今季初登板は歴史的イベントだった稲尾デー。1勝目はチーム初の貯金で3位浮上に貢献し、2勝目は2位浮上を決めた。前回登板の8月29日の日本ハム戦は2ケタ貯金を達成。「たまたまです。そういうふうに言っていただけますが、自分の中では特に意識してないんで」と苦笑いだったが、「ラッキーボーイ」ならぬ「メモリアルボーイ」であることを記録が証明する。
自身の野球人生にとって、初の日本一挑戦の場に立てる喜びを感じる。花巻東では、センバツでの準優勝が最高成績。「プレッシャーもありますけど、そういう中で投げられるのは、自分の経験や財産になると思います」と目を輝かせた。前回登板では渡辺監督が「プロらしい選手になった」と絶賛。真価の問われる登板に向け「これからはいいピッチングをしたとか、試合をつくったとかじゃなく、チームが勝つことが大事」と力を込めた。スイッチの入った西武が、一気にカウントダウンに入る。【久保賢吾】



