<阪神6-0巨人>◇5日◇甲子園

 阪神先発のランディ・メッセンジャー投手(31)が、来季の残留を確実にする今季2度目の完封勝利を挙げた。6点の大量援護を受け、首位を走る巨人打線でも太刀打ちできない剛腕ぶりだ。上位打線の8回1死一塁。坂本には内寄りフォークで空を切らせ、大田には速球主体で攻める。最後は外角151キロで豪快な空振り三振を奪った。

 試合終盤とは思えない抜群の球威を示し、チームの巨人戦連敗も「9」で止めた。「(3回に)4点を取ってもらって、攻めることしか考えていなかった。汗で風邪が飛んでいったと思うよ!」。登板前日の4日はせき込み、喉が痛み、胸焼けするなど風邪の症状が出た。体調不良でも快投し、3回には適時打もマーク。虎助っ投のG戦完封勝利は88年キーオ以来、24年ぶりだ。

 来日3年目の今季は先発で7勝10敗だが、和田監督は「負けが先行しているけど、内容は悪くない。今日の試合をきっかけに(勝敗数を)タイに戻すくらいにしてほしい」と評価する。昨オフに2年契約を締結。2年目の来年は球団に選択権のあるバイアウト方式だが、残留を確信させる安定ぶりを見せる。在籍4年目に入れば、阪神の先発型外国人投手では93~98年の郭李建夫以来。いまやチーム再建に欠かせない優良助っ人になった。【酒井俊作】