<西武4-2日本ハム>◇21日◇西武ドーム

 まさに千両役者の活躍だった。同点の8回2死一、二塁、西武中島裕之内野手(30)が決勝の2点適時三塁打を放った。1ボールからの2球目の直球に振り負けず、コンパクトなスイングで左中間を破った。「期待に応えなあかんと思って、集中力が高まった。でも今日は、浅村さまさまですよ。おいしいところをもらってもうた」といたずらっぽく笑った。

 主将の魂を、ユニホームのスタイルに込めた。中盤まではソックスを見せる「クラシックスタイル」でプレー。「栗山っぽくいこうと思って。クリも(19日に福岡まで)応援に来てくれたし、その分も頑張ろうと」と照れたが、チーム一丸で戦う姿勢を示した。北京五輪、WBCを経験し、プレッシャーのかかる一戦はお手のもの。渡辺監督は「決めるべき人が決めてくれたね」と賛辞を贈った。首位日本ハムとのゲーム差は1・5。獅子軍団には、百戦錬磨の頼れる男がいる。【久保賢吾】