<楽天1-1ソフトバンク>◇21日◇Kスタ宮城
ソフトバンクが逆転Vへ、痛い引き分けだ。延長10回で1点しか奪えず、先発大隣憲司投手(27)を援護できなかった。小久保裕紀内野手(40)は「上を目指すなら、負けに等しいよ。大隣に悪いよ。申し訳ない」と厳しい表情で帰りのバスに乗り込んだ。
最初の1球だけだった。大隣は1回、先頭聖沢に初球141キロ高めストレートをバックスクリーン右にたたき込まれた。「初球だったし。1、2、3で真っすぐを待っているところで、そういう高さにいって…。もう少し警戒していたら」。その後、低めにチェンジアップ、フォークを集め、7回1死まで2本目の安打を許さなかった。8回1死から連打を許して降板。森福ら救援陣が5試合連続無失点と踏ん張った。それだけに、余計に悔やまれる1点となった。
9安打で1得点。秋山監督が「点を取らないと」と嘆く拙攻ぶりだった。6回には小久保が今季2度目の犠打を決め、1死二、三塁の好機をつくったが、後続が凡退。あと1本が出なかった。
大隣は前回14日日本ハム戦でも8回途中1失点の好投をしながら、打線の援護がなく敗戦。この日の好投で防御率はリーグトップの1・74となったが「勝ちにつながる投球を続けないと」と、チームを勝利に導けずに表情は曇ったままだ。Kスタ宮城では今季1勝5敗1分け。首位日本ハムが負けたため、首位とは4ゲーム差と縮まったが、2位西武とは2・5差。リーグ3連覇のためには勝つしかない。【石橋隆雄】



