<西武4-2日本ハム>◇21日◇西武ドーム
首位攻防第1Rで痛恨の逆転負け。首位の日本ハムは2位西武に敗れ、ゲーム差を1・5に縮められた。1点リードで迎えた8回1死満塁の絶好機で中田、稲葉が凡退。その直後、好投を続けていた先発吉川が逆転を許した。連勝は「3」でストップしたが、今日22日の第2Rは先発ウルフで巻き返す。
試合終了後、ベンチ裏に立つ日本ハム栗山英樹監督(51)は、一点を見つめたまま放心状態だった。「あそこまでいって大丈夫だと思ったんだけど…。早めに点を取れない状態が続いてたのが問題だった。なんとか攻めていかないといけなかった」。8回、2-1からの逆転負け。表の攻撃でチャンスを逃した直後に試合をひっくり返され、ダメージの残る敗戦となった。
試合開始直後に爆発した打線の勢いが、2回以降は、ぱったりと止まった。2~7回は無安打。四球で走者を出すものの、2死からでは攻め手も限られる。リードはしていても、日本ハムのペースとは言えなかった。「動けなかった。簡単にチャンスは作れないと思っていたけど…」(栗山監督)。
8回、陽岱鋼の安打を足がかりに、失策、四球で1死満塁。終盤に転がり込んだチャンスだったが、1回に適時打を放っていた4番中田は2球で早々に追い込まれて一邪飛、続く稲葉も中飛に倒れて、先発の吉川を援護できず。「先制点を取れたのは良かったけど、負けてしまったら意味がないんでね」と悔しがった中田を、福良ヘッドコーチは「経験やろ。(V争いは)初めてやろうしな。これから、どう生かすか」と思いやった。
連勝は3でストップ。カード頭を落としたのも、8カードぶりとなる。とはいえ、今日22日から2連勝すれば23日に優勝マジックが点灯。帰り際に「監督、頑張って」と飛んだファンの声援に「う~ん、ごめん。何とも言えないよね…」と、珍しく応えることができなかった栗山監督だったが、下を向いている暇はない。「明日は切り替えて?
そうなるよね。1戦1戦、一生懸命戦っていくしかないから」。悔しさを胸の内に封印し、新たな戦いへと目を向けた。【中島宙恵】



