試合がなくとも、ファンの前で胴上げだ!

 1日、日本ハムは試合がなかったものの、2位西武が敗れて、優勝マジックは「1」となった。今日2日も試合はないが、本拠地の札幌ドームにファンを無料で招いて公開練習を行う。西武が敗れれば、ファンの前で栗山英樹監督(51)が宙に舞う。

 栗山監督が宙に舞う姿が、見えてきた。西武が敗れて優勝マジックが「1」になると、球団は異例の胴上げプランを発表した。歓喜の瞬間をファンとともに迎えるため急きょ、札幌ドームで行う練習の無料公開を決めた。

 練習開始1時間前の午後4時に開場し、練習中は内野自由席が開放される。さらに練習後はグラウンドを開放して待機。この間は、球場内の大型ビジョンで今季の戦いを振り返るVTRが上映される。そして西武-ロッテ(西武ドーム)が9回を迎えたところで、試合中継に切り替える。選手は三塁側ベンチに待機し、西武が敗れるか引き分けでリーグ制覇が決まれば、マウンドへ飛び出していく。もちろん栗山監督の胴上げへとつながる。

 栗山監督や選手らの喜びの声も直接、ファンに届ける。バックネット前に特設ステージを設置して、共同記者会見も実施されることになった。前回優勝時の09年も、優勝を決めた試合後に同様のスタイルで行われた。全選手が会見場に並んで、梨田前監督や田中、稲葉らが質疑応答に答えた。ファンサービスを大事にする、日本ハムらしい演出は大好評で、その再現となる。試合のない日にリーグ優勝が決まれば、パでは88年西武以来24年ぶりとなるが、歓喜を味わうに十分な演出が準備されている。

 栗山監督はこの日、チームとは別便で福岡から本拠地の北海道へ移動した。仮に優勝できなかった場合「辞表を出さないといけない」と冗談めかしながらも、「本当に怖くてしょうがない。今はどんな形でもいいから勝ってくれと思っているだけ」と心境を口にした。就任1年目の優勝は確実な情勢でも、大きな重圧を感じているようだ。

 あくまで勝利での優勝をイメージし「西武が負けることを考えても仕方がない。連戦も終わったことだし、中継ぎ陣にはフル回転してもらう」と意気込んだ。間隔は空くが明日3日、そして5日と札幌ドームでの試合が続く。地元ファンの前で宙を舞う瞬間は、もう目前に迫っている。

 ◆日本ハム今日のV条件

 日本ハムの試合はなく、2位西武がロッテ戦に敗れるか引き分けなら3年ぶり6度目のリーグ優勝が決まる。試合がない日のリーグ優勝は2リーグ制後11度あり、パでは88年西武以来24年ぶりのケースとなる。