<西武0-4ロッテ>◇1日◇西武ドーム

 西武が今季12度目の完封負けで、4年ぶり優勝へ、最大の危機を迎えた。首位日本ハムにマジック1とされ、優勝には残り5戦を全勝するのが唯一の条件。今日2日も日本ハムは試合がなく、ロッテ戦に引き分けるか敗れれば4年連続V逸が決まる状況に、渡辺久信監督(47)は「明日負ければ、決まっちゃう。2連敗して、相手に優勝がいくのは情けない話。何とか勝って、プレッシャーをかけたい」と最後の意地を見せる覚悟を示した。

 投打ともに、見せ場がなかった。優勝争い最終盤の重圧からか、先発菊池雄星投手(21)が5回途中4失点で3敗目。カウントを悪くさせ、甘く入ったボールを痛打される課題の失点パターンだった。「チームに申し訳ないです」と悔しがったが、序盤の失点をはね返す力は、今の打線にはなかった。得点圏に走者を進めたのは、1、2回のわずか2度。三塁さえ踏めず、反撃の兆しも見えなかった。渡辺監督は「先に2点を取られて、ひっくり返せるような打線の状況じゃない。今日みたいな試合は序盤を抑えないと」と指摘。帰り際に「勝とうね」と自身に言い聞かせるように、車に乗り込んだ。【久保賢吾】