日本ハムが、混戦パ・リーグを制した。優勝マジックを1としていた2日、試合はなかったが、2位西武がロッテに敗れたため、3年ぶり6度目のリーグVが決まった。

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(26)が熱く、少し複雑な胸中ものぞかせながら、古巣日本ハムのリーグ制覇を祝福した。自身最多18勝を挙げた昨季は2位に終わり、オフにメジャー移籍。大幅な戦力ダウンによる低評価の下馬評をはねのけ、パの頂点に立った。そんな古巣に対して、自虐的な例えを交えながら祝福した。

 ダルビッシュ

 小笠原さんや新庄さんが抜けても、日本ハムは優勝してきましたし、僕が抜けても大丈夫だと思ったからメジャーに来ました。僕は必要なかったということです。

 シーズン中も、“弟分”だった中田らの一挙手一投足など、チーム状況をチェックしていた。「投手はマサルさん(武田勝)、打者は稲葉さんを中心に素晴らしい活躍。4番中田も腐らずに頑張りましたね」。専属女房的な役割で、今季から選手会長を務めてチームをまとめた鶴岡を、ジョーク交じりに勝因に挙げた。

 ダルビッシュ

 まさかの覚醒をして(打率)2割5分以上打っているそうですが、その奇跡が優勝の大きな要因だと思います。

 昨季まで取材などで親交があった1年目Vの快挙を達成した栗山監督には、“ダル流”の忠告も忘れなかった。「栗山監督がよく泣いているって報道がありますが、涙は日本一までとっておいてください」。6年ぶり日本一を狙う日本ハムの存在が、世界一を目指す発奮材料になった。【高山通史】