<中日4-1阪神>◇3日◇ナゴヤドーム
阪神2番手投手として名前がコールされると、ナゴヤドームがどよめいた。3点を追う5回。大黒柱・能見篤史投手(33)が「奪三振マシン」として、中3日のマウンドに上がった。5番和田を遊ゴロに仕留め、6番平田からは内角146キロ直球で見逃し三振を奪う。7番谷繁はチェンジアップで空振り三振だ。6回は2番荒木をフォークで空振り三振。2イニングを投げ、3奪三振で無安打無失点と任務を遂行した。
能見
ちょっと厳しいですけど…、チャンスがある限りはね。
11年10月24日広島戦(マツダ)以来、約1年ぶりの中継ぎ登板。ブルペン待機は予定通りだった。試合前の時点で今季165奪三振。リーグトップの巨人杉内172奪三振に7個差としていた。この日の3奪三振で4個差。初タイトルに向け、もちろん首脳陣は援護射撃を続けるつもりだ。
和田監督
本人も奪三振(のタイトル)をなんとか、という気持ちがある。(争う)相手との兼ね合いを見ながら、あと2試合は基本的に行くと思う。
山口投手コーチ
勝負させてやりたいよな。
杉内はもう1度、先発登板が可能。現在165奪三振の広島前田健は5試合を残しており、先発登板の機会もありそうだ。162奪三振の状態で9日DeNA戦に先発する同僚メッセンジャーもライバルになる。
今後は5日ヤクルト戦、9日DeNA戦でもブルペン待機し、虎視眈々(たんたん)と救援登板の機会を探る。「(残り2試合は)全部、(登板を)視野に入れてますよ」と能見。チームが下位に沈んだ1年。意地の猛追逆転劇で締めくくりたいところだ。【佐井陽介】
▼阪神能見が2イニングに登板して3三振を奪い、今季の奪三振数が168個となり1位杉内との差が4個となった。阪神の残り試合は2。06年井川(現オリックス)以来、球団6年ぶり6人目(通算14回目)の奪三振王が誕生するか。



