巨人沢村拓一投手(24)が、原辰徳監督(54)の熱血個人レッスンを受けた。4日に行われた川崎市内のジャイアンツ球場での全体練習中、右翼で80メートルの遠投をしている時だった。先月5日に不調で2軍落ち、1軍復帰後も結果を残せていない。そんな沢村を復調させるべく、原監督が動いた。
セットポジションに入ると「軸足にいかにパワーをためて投げられるかだ」とノックバットを右太もも内側に当て、何度も投げさせた。約20メートルの投球練習では「おまえさんの一番悪いところは開くことだ」と、オープンスタンスにバットを構えた。「開くから自分でオープンスタンスにするんだ。こうなるのが嫌だから最初から開いたらどうだ」と逆転の発想を説いた。
約30分に及ぶ、身ぶり手ぶりを交えた熱血指導で、沢村に変化が生じた。セットポジションを打撃のオープンスタンスのように変更。打者に向かってクロスに入り気味だった左肩を開いて構えた。沢村は「ヒントにしていきたいし頑張っていきたい」。打撃に置き換え指導した原監督も「僕はそうでないと伝えられないから。最近もがいているみたいだからね。何かヒントがあれば」と振り返った。
今日5日からのDeNA3連戦(東京ドーム)では、7日に中継ぎで登板する予定だった。だが、川口投手総合コーチは「今日ので変わるかもしれないね」と先発への起用法変更の可能性も示唆した。原監督からは17日からのCSファイナルでの先発を「もちろん。そうなってくれれば一番いい」と期待される若き剛腕。再び真価が問われる時が来た。【浜本卓也】



