右手骨折で離脱していたソフトバンク松田宣浩内野手(29)が、今日5日オリックス戦(京セラドーム大阪)で2カ月ぶりに1軍復帰する。「5番三塁」での先発が有力だ。4日に1軍合流し、同球場でフリー打撃を行った。4日、楽天が西武に敗れたためCS出場は決まったが、狙うはミラクル逆転2位。そして、CSでのフル稼働だ。
鷹の元気印が戻ってきた。チームが札幌から移動して行われた全体練習に、合流した松田の姿があった。「さあ、行こう!」。そのひときわ大きな声が、京セラドーム大阪に何度も響いた。
「元気が取りえですから。フリー打撃も(戦列に)復帰してから一番良かった。1軍に上がって気持ちも入っている」。三塁で声を張り上げながら鳥越内野守備走塁コーチのノックを受けた。フリー打撃では、ライナー性の鋭い当たりを次々と外野に飛ばした。
両手甲には特製ガードを装着していた。「最初はゴワゴワしてたけど、もう慣れました」。再び死球を受けても大丈夫なように、チームが松田のために作製したものだ。藤井打撃コーチも「フルスイングできてるし、大丈夫そうだね」と目を細めた。
8月1日楽天戦(秋田)で死球を受けて右手第4中手骨を骨折。当初は今季絶望とみられたが、驚異的な回復力で戦列に復帰した。離脱前までフルイニング出場。規定打席に達していないが、打率3割5厘、56打点をマークしている。
今日5日に出場選手登録、そして即スタメンの運びとなりそうだ。「マッチ(松田)の場合は打つだけじゃないからな」と秋山監督。打順は5番が有力で、内川、ペーニャ、松田と強固なクリーンアップが再結成される。松田も「9回ずっと頑張って出るつもり」と先発へ意気込んだ。
残りは3試合。楽天が西武と引き分けたためCS出場は決まったが、ファーストステージで地元開催権を得られる2位のイスを逆転で狙っている。「3試合全部勝つつもり。CSと思ってやれば、3試合とも取れると思う。そのためにも元気と、流れが必要なんです」。頼れる背番号5が、チームに流れを引き寄せる。【大池和幸】



