<巨人8-1DeNA>◇5日◇東京ドーム

 巨人先発内海哲也投手(30)は6回1失点で15勝目を挙げ、2年連続の最多勝獲得をほぼ確定させた。

 右翼席の巨人ファンからの内海コールに、エースは両腕を突き上げて応えた。ハーラーダービーで2位に2勝差をつける15勝目。2年連続の最多勝を確実にした。「やっちゃったなあって感じ。うれしいです」と喜びをはじけさせた。

 今季を象徴するような試合展開でつかんだ白星だった。1回に先制を許しながら、2回以降、丁寧に粘り強く投げている間に、打線が爆発した。終わってみれば圧勝だった。「15勝は区切りというか、毎年、個人的に目指してやっていた。達成できてうれしい」。積み上げた数字に、誇りを持って胸を張った。

 原監督も内海をエースとして認めた。「ローテーションもしっかり守ってくれましたし、安定した投球をしてくれました。何より、コンディションというものを日々のルーティンというものをしっかりしている」と褒めた。

 それでも内海におごりはない。2年連続最多勝投手は巨人では斎藤雅らそうそうたる顔ぶれ。その一員になった気分を問われると「そこに肩を並べたとは思わない。みんな自分で勝った試合が多い投手。僕は助けてもらった。勝たせてもらった試合が多いですから」。周りへの感謝の姿勢を崩さなかった。【竹内智信】

 ▼内海が15勝目を挙げ、2年連続最多勝へ大きく近づいた。過去、巨人で連続最多勝は1リーグ時代に5シーズン連続で獲得したスタルヒンを筆頭に4人(5度)いるが、全員が右投手。左投手で2年連続最多勝ならば93、94年山本昌(中日)以来で、巨人では初めて。内海は防御率も1点台へ戻した。昨年は防御率1・70で、巨人で2年連続防御率1点台は58、59年藤田以来、53年ぶり。2リーグ制後、2年続けて「防御率1点台で最多勝」は57、58年金田(国鉄)57、58年稲尾(西鉄)65、66年村山(阪神)の過去3人しかいない。