<中日1-4広島>◇5日◇ナゴヤドーム

 中日高木守道監督(71)が逆転日本一を誓った。広島に敗れたレギュラーシーズン最終戦終了後、マイクを握ってファンに日本シリーズ進出を約束。そのためにはまず、13日開幕のCSファースト・ステージでヤクルトに勝ち、ファイナル・ステージで生涯のライバル巨人にもリベンジすると意気込んだ。球団初の3連覇は逃したが、現役最高齢監督が、もうひと勝負に出る。

 このままでは終われない。広島との最終戦後、高木監督がマイクを握った。「Join

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 ファンと共に!」。第一声でそう叫んで沸かせると、ざんげしながらも力強く約束した。

 高木監督

 このスローガンのもと、3連覇と日本一を目指して頑張って参りましたが、ジャイアンツに勝つことができませんでした。75勝はしましたが、2位は2位です。ただこのあと、日本シリーズに出るチャンスが残っています。残り試合、一生懸命頑張ります!

 守道流の逆転日本一宣言だった。落合前監督の後を受け、17年ぶりに指揮を執った今シーズン。昨年と同じ75勝、昨年を上回る22の貯金をつくったが、球団初の3連覇はならなかった。

 高木監督

 いくつ勝っても2位は2位。優勝じゃなきゃいけない。(22も貯金したから)余計に悔しい。

 これまでは圧倒的な巨人の戦力に脱帽だった。だが144試合を終え、初めて「悔しい」と言った。V逸が決定的になったこの1カ月、好々爺になっていた監督が闘将に戻った。生涯のライバル、巨人を倒すチャンスがもう1度あるのだ。

 高木監督

 2位だからまずヤクルトにしっかり勝つ。でないと巨人への挑戦権は得られない。一丸となって勝つための準備をする。

 打倒ヤクルトの突破の切り込み隊長には、球団では自身以来、47年ぶりの3割&盗塁王を確定させた大島を指名。そしてキーマンには、調子を落としている和田とブランコの復活を挙げた。そしてこの日の必殺継投も予行演習と明かした。

 高木監督

 ヤクルトは強力打線。先に点をやると苦しくなる。先発は4回というよりも、3回投げてくれりゃいい。先発の投手が4回からいくこともあるよ。

 先発中田賢が、3回からは本来先発の川上にスイッチ。そして5回からは田島、ソーサ、浅尾、山井、岩瀬の防御率1点台5人衆が、1イニングずつ0に抑えるぜいたく継投を決めた。勝つために、万策を尽くす。そしてヤクルトを倒し、巨人も倒す。その先の逆転日本一へ、竜将の眼光が鋭さを増した。【松井清員】