<阪神0-2ヤクルト>◇5日◇甲子園
交代を告げられると、悔しそうな表情を浮かべた。7回2死一、二塁。阪神岩本輝投手(19)はスコアボードをじっと見つめた。3回にともった「1」が悔しすぎる…。1軍デビュー3試合目、15イニング目で初失点。それでも、19歳右腕は18回2/3を自責0と好投を続けていた。
岩本
途中よりは…。リリーフの人にも迷惑をかけるし、投げきりたかった。
ヤクルト石川との投げ合いは0-1の接戦。6四球も3安打1失点と踏ん張った。展開次第では勝ち星が転がり込んだかもしれない状況で降板。和田監督は「それ(球数)もある。何回もピンチを作っていたから」と理由を説明した。
初失点は3回2死三塁。三塁ゴロを新井良が一塁へ悪送球。無安打での失点だけに、先頭森岡に与えた四球が悔やまれる。6回1死満塁のピンチでは、相川を外角直球で遊ゴロ併殺に仕留める落ち着きも見せた。
岩本
際どい所にいきすぎて、ボール先行になったのが四球につながった。
好きなテレビ番組はNHK「アスリートの魂」。さまざまな競技のトップアスリートのドキュメンタリーだ。巨人沢村や日本ハム中田が取り上げられた放送を録画。「そういうところにいかなきゃいけないと思っているので」。一流のエキスを吸収して、大きく飛躍した2年目だった。
岩本
反省点もいっぱいあるし、このオフをしっかりやりたい。1年間、ケガせずできたのが大きかった。長いイニングをファームでも投げられたし、そこを来シーズンに生かせれば。
岩本は今日6日に出場選手登録を抹消され8日から始まるみやざきフェニックス・リーグで実戦を積む。プロ初黒星を喫し、デビュー3連勝の快挙こそ逃したが115球の熱投が来季への道しるべだ。【岡本亜貴子】



