西武は11日、渡辺久信監督(47)の来季続投を発表した。就任1年目の08年に日本一を達成した後、4年連続でV逸したが、片岡、中村、栗山ら主力にけが人が続出する中、優勝争いに加わった手腕を評価。不調に陥った涌井を守護神に配置転換させ、ウイークポイントだった救援陣の立て直しにも成功した。居郷球団社長は「拮抗(きっこう)するチーム力の中で、また主力選手がケガをして大変な中で、3年連続Aクラスに入ったことは、かなり評価しています」と話した。
2位からの逆襲日本一に向け、戦いに集中するための発表だった。7日のシーズン最終戦前に、鈴木球団本部長は「戦いの最中ですから。(発表は)すべてが終わってから」と話したが、チーム内でも去就の話題が噴出。この時期での発表になったことについて、居郷社長は「CSに集中して心置きなく、戦っていただきたいと考えています」と説明したように、雑音をシャットアウトする狙いもあった。
シーズン終了後に要請を受け、10日に受諾した渡辺監督は「決めた時点で『来年、よしやるぞ』という感じだけど、気持ちは『今年、残されたチャンスを』という感じ」と、13日からのCS第1ステージを見据えた。契約期間は1年で来季は6年目。「決断した理由の一番は気力。燃えてくる部分があった」と話した指揮官を中心に、4年ぶり日本一を目指す。【久保賢吾】



