<パCSファーストステージ:西武1-2ソフトバンク>◇第1戦◇13日◇西武ドーム

 最多勝右腕のソフトバンク摂津正投手(30)が、8回無失点で初戦先発の大役を果たした。8回は珍しくガッツポーズを繰り返した。1死一塁から明石の失策で一、二塁にピンチが拡大。ここで中島に対し、宝刀シンカーで三ゴロ併殺打。1発出れば逆転の緊迫する場面でも、冷静に投げきった。「詰まらせて打ち取ろうと思った。細川さんが相手を見てリードしてくれたんで、信じて投げようと思った」。計算通りの結果に、感情を体で表現した。

 西武戦は今季5勝1敗。西武ドームでは中継ぎ時代の10年から7連勝中だった。「先頭打者のフォアボールも出したし、良くないところもあった」。それでもシーズン中と変わらず、無心で投げ続けたことが最大の勝因。ただマウンドを譲った9回は心臓がドキドキ。「なるようにしかならないから信じて見てました」。少し表情を緩めたが「これでホッとしていられない。引き締めていくだけ」とすぐポーカーフェースに戻った。