<セCSファーストステージ:中日6-1ヤクルト>◇第1戦◇13日◇ナゴヤドーム

 昨季のリーグMVP右腕、中日浅尾拓也投手(27)がさすがの働きをみせた。7回、2点差に迫られ、なお1死一、二塁で2番手田島からバトンを受け、後続を封じて無失点で切り抜けた。今季は右肩の故障に苦しんだが、勝負どころに間に合った。「ゼロで(ベンチに)帰ってくることだけを考えました」。レギュラーシーズンで離脱した分も取り返すという強い思いを口にした。