<セCSファーストステージ:中日0-1ヤクルト>◇第2戦◇14日◇ナゴヤドーム
中日谷繁元信捕手(41)が2度のチャンスでブレーキになった。1点を追う4回2死満塁で、空振り三振。6回2死一、二塁でも中飛に倒れた。5安打完封された打線の中で、ひときわ悔しそうな表情を浮かべ「僕が1本打ってれば、まったく違う展開になってますし、僕が打ってれば勝ってます」と自分を責めた。
これで、10年ロッテとの日本シリーズ第7戦第4打席で左前打を放ってから、ポストシーズンは53打席連続無安打。昨季の日本シリーズで23打数無安打のシリーズ記録を更新したが、今年もバットは湿ったままだ。リード面では各球団から警戒され、この日もヤクルト打線を1点に抑えたが、打撃で貢献できていない。
谷繁の苦悩が伝わったように、打線も沈黙。3番森野が3度も得点圏に走者を置いて立ったが、いずれも凡退。4番ブランコもCS開幕から8打席無安打。一気にファイナルステージ進出を決めたかったが、逆王手をかけられた。
高木監督は「明日は大幅に打線を入れ替えますよ。もう最後の試合やから…」と話した。会見場が沈黙に包まれると、「何で『最後の試合』って言ってるのに何も言わんの?」と、追い込まれた状況をジョークで隠した。さらに「投げてない投手はみんな投げるよ。どうなるか分からんけど、勝つためにやるとしか言いようがない」と総力戦を宣言。失った流れを、もう1度引き戻す。【桝井聡】




