オリックスが、国内FA取得見込みの寺原隼人投手(29)の残留に向け、速攻をしかけた。横田昭作球団副本部長(51)が前日16日に本人に条件提示を行ったことが17日、明らかになった。前日は、森脇浩司監督(52)が秋季練習中に寺原に「青空残留要請」を行ったが、直後に球団も話し合いを持っていた。寺原本人が「自分の予想を超えるものだった」という納得の条件を提示したという。
あ・うんの呼吸の連係プレーだった。2ケタ勝利を見込める右腕を逃すまいと、現場を預かる新監督と球団が時間差で本人にアタック。この日神戸市西区の合宿所で練習した寺原は「チームに残ってもらいたいと言われました。自分のこだわりは、年数より金額。金額は(残ってほしいという)球団の思いが伝わる評価でした」と認めた。
提示内容は推定2年総額2億円とみられる。今季の寺原は故障もあり6勝に終わったが、昨年は12勝7完投。ソフトバンクが興味を示しており、阪神も動向に注目するなどFA市場の人気も高く、オリックスはライバルに負けない誠意をみせた。
「家族と話し合っていきます」という寺原に対し、横田副本部長も「相手が考えること。1人で決められるものじゃない。いつでも話は出来ますから」と、常に話し合いに応じる姿勢で決断を待つ。【堀まどか】




