守備職人こと、楽天西村弥内野手(29)がさらなる技術向上に意欲を燃やした。今季も主に守備固めとして起用され、守りの野球を掲げる星野楽天に貢献。82試合の出場はプロ入り最多で、「ずっと1軍にいられたのは良かった。失策がつかなかったミスもあったし、(守備を)もっと極めたい」と18日、秋季キャンプへ向けて気を引き締めた。
職人はいつでも腰が低い。今季、課題だった打撃面で打率2割8分9厘と結果を残した。それでも、安打を放っても「奇跡です」と謙遜する。得点圏打率3割5分7厘にも「たまたまでしょ。ラッキーヒットばっかり」と常に低姿勢だ。守備の基本は腰を低くすること。いつでもどこでも謙虚な西村の腰の低さは、野球にもつながっているのかもしれない。
精神的な支えも大きかった。昨年3月11日、東日本大震災の日に生まれた長男の存在だ。「試合から帰ってくると寝てるけど、やっぱり寝顔を見るとね。頑張らないとって思います」と話す。家族のためにも、究極の守備職人を目指す。【斎藤庸裕】



