楽天で、オープン戦開幕投手の座をかけた“総選挙”が行われることになった。星野仙一監督(65)が期待する「AKB闘将ファイブ」こと、戸村、塩見、菊池、辛島、釜田の若手5投手。「アホ(A)」「この野郎(K)」「バカ野郎(B)」と、星野監督の厳し~い「AKB」のヤジにもめげず、4日も倉敷秋季キャンプで1時間のノックを受けた。ひと汗かいた監督は「キャンプで一番頑張ったヤツに、オープン戦の開幕投手をやらせるか」と、ぶちあげた。

 オープン戦の開幕投手は、最も期待される若手が務めることが多く、今春は塩見だった。「闘将ファイブ」から選ぶのは、妥当ではある。ただ、どうやって一番頑張ったかを決めるのか。現在、浮上しているのが、キャンプ最終日の19日に首脳陣や報道陣による投票を行うというもの。球団スタッフから「我々も投票できますか?」との要望が出るほどで、プランを聞いた辛島も「励みになりますね」と目を輝かせた。

 連日のノックにスタンドが沸く。倉敷マスカットスタジアムに会いに行ける5人に、注目が高まっている。もっとも、監督の真意は単なるお遊びではない。「5人一緒に練習させる。『みんなで監督に、いじめられたなあ』って団結力が高まるんだ。それに、もし、外れるヤツが出たら、そいつはどう思う?」。脱落したくない、という競争心もあおっている。この日で第1クール終了。監督は「今のところ、塩見とキク(菊池)」と、“中間発表”した。AKBのセンターならぬ、オープン戦開幕投手を巡る戦いが始まった。【古川真弥】