ソフトバンクが宮崎秋季キャンプに“臨時コーチ”として合気道の達人を招聘(しょうへい)することが5日、分かった。「心身統一合氣道会」の藤平(とうへい)信一会長(39)が指南役を務め、心と体のバランスを整え、「気」を利用して最大限の力を引き出す方法をコーチ、選手が学ぶ狙い。同会長の父で、創始者にあたる故藤平光一氏(享年91)は現役時代の王球団会長を指導し、1本足打法完成に一役買ったことでも知られている。
藤平会長は米大リーグ・ドジャースにも招かれ、マイナー選手を相手に指導した。最近も阪神のキャンプを訪れている。へその下に力を集中するなど技術面やメンタル面からアプローチする。日本球界では元西武の広岡監督が合気道を取り入れたことで有名。「おれも昔、広岡さんの時に1回行ったことあるよ」と、秋山監督も西武の現役時代に体験済みだ。
秋山監督は「何事にも興味を持つことが大切」と野球以外の競技に触れることを選手に勧めている。過去にも秋季キャンプで木刀をバット代わりに振らせ、速読トレーニングやエアロビクスなどを取り入れたこともある。常々「何かつかんでオフの期間にいいものを取り入れてくれれば」と話し、自主トレにつながるきっかけを提供してきた。今回もキャンプ中盤の異色“コーチ”採用で選手たちのアスリート魂を刺激する。




