日本ハム稲葉篤紀外野手(40)が来季、選手兼任で1軍打撃コーチに就任することが18日、分かった。田中幸雄1軍打撃コーチ(44)は来季の2軍打撃コーチ就任が決まり、来季の1軍打撃コーチのポストは空いた形となっている。侍ジャパンのキューバ戦のテレビ解説のため、札幌ドームを訪れた稲葉は「球団が発表していないことですし、僕からコメントすることはないです」と言葉を濁したが、既に球団側から就任を要請され、受諾する意向を伝えたとみられる。

 稲葉は若手に交じって早出練習を行い、試合中も常に全力疾走を欠かさないなど、チームのお手本のような存在。栗山監督は「選手なのに指導者の仕事を半分やってくれるような先輩」と話すなど絶大な信頼を置き、選手兼任でのコーチ就任は同監督たっての希望でもあった。19年目を迎える来季、稲葉の存在感は、さらに増しそうだ。