今季自己最多の12勝を挙げたソフトバンク大隣憲司投手(28)が25日、来季の200投球回を目標に掲げた。実現すれば、球団の左腕では96年工藤公康以来。杉内(現巨人)や和田(現オリオールズ)でさえも達成していない高いハードルをクリアし、ホークス左腕の「顔」になる意気込みだ。

 1年間ほぼ先発ローテを守ったが、決して満足していない。「来年は今年を上回る成績を出したい。シーズン通してやれば、200イニングも見えてくる。フルにやれば可能な数字だと思う」。今季は25試合に登板して177回1/3。「あと3~4試合多く投げればいい。中5日も増やしていけば」と、頭の中でそろばんをはじいた。

 侍ジャパンの一員として16日の親善試合キューバ戦に先発。2回パーフェクトで評価を高めた。今月30日がWBC予備登録メンバー28人の提出期限だが、大隣は「当落線上じゃないですか」と自己分析。「WBCを狙えることがモチベーションになっている。それをうまくシーズンにつなげていければ」。選出されればシーズンへの調整も難しくなるが、向上心は強い。

 この日は長崎、大分、熊本、宮崎の各県で実施された球団主催の野球教室「ベースボールキッズ

 2012

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 九州」に参加。長崎の小学生の講師役を務めた。今オフの自主トレは福岡で行う予定で「肩、肘ができるのは早いので下半身を鍛えたい」。再びシーズン通して投げ抜く体をつくり上げていく。【大池和幸】

 ◆ホークスの200投球回達成

 06年に18勝を挙げた右腕の斉藤和巳(201回)が最後。それ以前では96年工藤(202回2/3)が達成。工藤より前の左腕では71年村上雅則(234回2/3)までさかのぼる。今季は摂津が193回1/3でわずかに届かなかった。