中日の第44回OB会が25日、関係者100人を集め、名古屋市内のホテルで行われた。昨年は東日本大震災の影響でOB会が開催されず、高木守道監督(71)がOB会長職を兼任していたが、同日の総会で木俣達彦氏(68)が引き継ぐことが承認された。
中日OB会も守道案をバックアップだ。この日新OB会長に就任した木俣氏があいさつした。約100人のOBに示したのが、18日付の日刊スポーツの切り抜き。高木監督が先日、「来年(オフに)監督として来てもらえればいいじゃん」とブチ上げた“14年イチロー監督案”だった。
「こういう記事が出ました。ただ私は守道さんにあと4、5年監督をやってもらいたい。そしてイチロー選手には再来年から中日で2、3年選手をやってもらって、その後監督をやってもらってはどうでしょう。全国にドラゴンズファンがたくさん増えるでしょう」
木俣会長のプランは、高木監督が14年以降も続投し、その間にイチローを選手として招聘(しょうへい)。そして高木監督の退任後、イチローを監督で迎えるというもの。木俣会長は「イチロー選手を呼ぶのが私の夢。監督のネクストとしてドラゴンズに一番いい。好きなだけプレーして監督をしてもらえばいい。守道さんもそう言っておられる」と熱弁。1度も竜のユニホームを着ていない愛知の星を、OB会が総意で迎える決心をした意味は重い。
高木監督は複雑な笑みで反応した。「あと4、5年監督を」という発言には「ノーサンキュー。十分ですよ」。2年契約が満了する来季限りで予定通り退任することを示唆。一方で次期イチロー監督の話題には「誰が書いたんだ?」とニヤリ。「でも(日刊が)書いてくれて本当になるかも。悪いことじゃない。イチローに届くといいけどね」とあらためて熱烈ラブコールを送った。球団は現在、選手での獲得を目指しているが、OB会の後押しがあれば、監督招聘(しょうへい)も夢物語ではないかもしれない。【松井清員】



