来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表の山本浩二監督(66)らスタッフが28日、都内でスタッフ会議を開き、33人の代表候補選手を固めた。メジャー組のいない「メード・イン・ジャパン」の構成で、阪神からは鳥谷敬内野手(31)能見篤史投手(33)の選出が確実になった。30日までに暫定28選手を登録後、12月4日に候補選手が発表される。
能見&鳥谷の浩二ジャパン入りが確実となった。この日、行われたスタッフ会議で33人の代表候補選手を選定。その中に、和田阪神が誇る投打の柱もそろって名前を連ねた。30日までに暫定28選手を大会主催者に登録する予定で、4日に候補選手が発表される。
今回の代表選考ではイチローやダルビッシュらメジャー組の辞退が相次ぎ、オール国内のチーム編成で臨むことが決まった。大会3連覇への期待が高まる中、実績と経験豊富な2人が中心的な役割を担う可能性はある。
鳥谷のジャパン入りが正式に決まれば、阪神の野手としてはWBC日本代表初選出となる。打力はもちろん、甲子園という土のグラウンドで鍛えられた守備力はメジャーの球場でも十分に力を発揮できる。セカンドも含めた二遊間でのキープレーヤーになりそうだ。今季は野手キャプテンに指名され、リーダーシップも発揮。若手中心のジャパンでまとめ役も託すことができる。この日、鳥谷は西宮市のクラブハウスを訪れた。「通達されたか?」と問われると、「何も言われていないので、選ばれていないんじゃないですか」とはぐらかした。本人はメジャー志向を胸に潜ませており、国際試合で貴重な経験を積むことになる。
能見も貴重な左腕で存在感を発揮する。2年連続開幕投手を務め、奪三振王のタイトルも獲得した。先発としての活躍はもちろん、短いイニングでの登板も可能。勝負どころで三振が取れることから、重要な局面を任されるかもしれない。
チーム再建を目指す阪神にとっては、開幕前の重要な時期に2本の柱が不在となるのは、痛手だ。南球団社長は「大事な時期で本人の意思もあるが、出場ならば、もちろん協力する」とバックアップを誓った。
前回のWBCは劇的な勝利で2連覇を飾り、全国的にもフィーバーを起こした。今回も同様に注目度は高い。そこでタテジマ出身の選手が活躍すれば、虎党の胸も躍る。



