憎いねどうも、11月29日「いい肉の日」にニックが契約合意!

 広島は29日、ニック・スタビノア外野手(30)と来季契約が合意に達した。契約は1年。今季は一時4番を務めた大砲は6月11日オリックス戦で左膝を負傷して米国へ戻っていた。球団はリハビリが順調であることを確認し、3番目の野手ながら1発を放てる男との再契約を選択。来季所属する外国人選手6人全員と契約合意に達した。

 お腹の脂肪は気になるが、こんなお肉の付き方なら歓迎だ。今季は4番も務めた大砲がカープに戻ってくる。広島がニックと来季契約で合意に達した。

 来日1年目の今季は52試合に出場して、打率2割3分8厘、9本塁打、24打点の成績を残していた。特に、栗原が右肘痛から戦線離脱をしてから4番を務めてきた。しかし、6月11日オリックス戦で一塁へ全力疾走している際、ベース上で左膝を負傷して退場した。診断は「左膝前十字靱帯(じんたい)損傷および内側半月板損傷」の重傷だった。米国に戻って手術。以後はリハビリを続けていた。

 代役の代役、エルドレッドも活躍し、来季残留。さらに新助っ人としてルイスを獲得した。手術明けで3番手という位置づけとなるが、球団はニックとの再契約を選択した。球団首脳は「筋トレの数値はトレーナーの方にも来ている。すでにジョギングも開始している」と明かす。来季金銭面の条件は明かされていないが、大幅な出来高をつけることが想定されている。

 順調なリハビリとともに、再契約に至った理由は性格とスイングだった。「研究熱心で、きっちりと物事にも取り組める。性格もいい。打撃フォームも外国人ではニックが一番いい」と球団首脳。試合でも練習でも手を抜かない。来季も日本でのプレーを熱望していた助っ人は真面目さから残留を勝ち取った。

 来季は競争を勝ち抜く必要があるが、リハビリが順調に進めば5月ごろにも戦列に加われそうだ。今季、発売された「肉」Tシャツはニック本人もお気に入りで、ファンにも愛された。離脱時点までチームトップの本塁打と打点を記録した長距離砲の存在は、相手チームにとっては憎々しいはずだ。【中牟田康】

 ◆ニック・スタビノア

 1982年5月3日、米テキサス州ヒューストン生まれ。02年ドラフト39巡目でアストロズに指名されたが入団せず、05年ドラフト7巡目でカージナルス入団。08年メジャーデビュー。メジャー通算147試合に出場して打率2割3分4厘、4本塁打。今季は広島で52試合、2割3分8厘、9本塁打、24打点だった。188センチ、109キロ。右投げ右打ち。