鳴かぬなら、鳴くまで待つのも守道竜-。中日高木守道監督(71)が11月30日、獲得を狙う福留孝介外野手(35=ヤンキースFA)を無期限で待つ方針を口にした。球団関係者のコンペが開催された岐阜県内のゴルフ場に顔を出し、獲得のリミットについて「そんなことは関係ない。うちはダメだから代わりを取るということはないんやから」と発言。いちずな愛でアピールした。

 国内のライバル阪神とDeNAはすでに福留と1回目の交渉を終えている。一方、中日はここまで「待ち」の一手。阪神の2年4億円プラス出来高、DeNAの2年3億円プラス出来高という条件面でも、守道監督が「うちの出す金は安い」と話しているように、大きく劣るとみられる。

 だからこそ、福留ひと筋で、けなげに待ち続ける姿勢を「誠意」として何とか振り向いてもらう作戦だ。昨年もキャンプイン直前の1月29日に、米国帰りの川上と契約を発表した前例がある。球団サイドは12月上旬のMLBウインターミーティングはもちろん、福留のメジャーとのかかわりも注視しながら、年をまたいでも、じっくり待つ方針だ。

 何につけてもせっかちで「鳴かぬなら、殺してしまえ」!?

 の信長流の守道監督が「鳴くまで待とう」と家康流に転じるくらいに、本気も本気。福留にとっても、中日は勝手を知り尽くした「古巣」。どのタイミングで戻ってきても不安は少ないはず。守道竜は信じて待ち続ける。【八反誠】