来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補に選出されたソフトバンク内川聖一外野手(30)は早くも2大会連続の大暴れを予告した。4日、福岡市内のホテルで王球団会長を支援するパーティーに出席。「国民の皆さんが期待している大会。絶対に3連覇したい。自分の名前を知ってもらう機会になった大会。感謝の気持ちを込めて大暴れしたい」。シックなスーツを着こなしながら言葉は武者っぽかった。

 前回大会は第2ラウンド1、2位決定戦の韓国戦で同点本塁打を放つなど、打率3割3分3厘。韓国との決勝では左翼守備でライナー性の打球をショートバウンドで好捕し、二塁送球で刺すファインプレーも。「前回は野手で最年少で先輩についていくので必死」と振り返り「今回は上から数えた方が早い。国際大会が初めての人もいるし、何らかの形で伝えたい」と立場の違いを分かっている。

 イチローらが不参加で、外野手では唯一の世界一経験メンバー。WBCを戦った経験値はそのまま侍ジャパンの力になるはず。内川は「僕自身、とんでもない緊張感の中でやった。それをどう捉えて野球をやるか。普段やらない相手とやるけれど、自分が持っている以上のものは出ない」と自分だけの言葉で伝える。

 これまでも「メジャー組がいないのは残念なことだけど、いなくても日本代表に変わりはない。いないからどうこう言われる結果になりたくない」と語ってきた。国産布陣で挑戦する3連覇。「チャンスを広げる、チャンスで返す打撃をしますよ」とリーダー格の自覚は十分だった。【押谷謙爾】