俺も狙うは「勝ち越し」-。ソフトバンクの左腕山田大樹投手(24)が、大相撲力士とのキャッチボール交流で来季への刺激を受けた。19日、福岡・西戸崎室内練習場で調整。懇意にする幕内の勢(いきおい、26=伊勢ノ海)について「この前、キャッチボールしましたよ。結構うまかった」と明かした。

 知人を通じて知り合い、意気投合して食事もともにする仲だ。11月の九州場所14日目、土俵下で応援。取組後は握手して親交をさらに深めた。「見に行った日は負けたけど、勝ち越せてよかったですね」。

 同場所、勢は幕内3場所目で初めて勝ち越した。一方の山田は1軍デビューした10年は4勝4敗、昨季7勝7敗と五分。今季は自己最多8勝も10敗と負け越した。来季は2年連続投球回クリアとともに、関取を見習って貯金づくりも課題にしたいところだ。

 10日に福岡市内の病院でへんとう切除手術を受け、前日18日に退院。発熱でしばしば戦線離脱する悩みの種を取り除いた。「こんなに大変とは。ご飯も普通に食べられない。うどんとかしか…。これも来年のため。(へんとうが)白くなって、こんなに腫れてました」と500円玉大の輪を作った。同時に親知らず3本も抜歯。下準備を整え、勝負の7年目へ“勢い”を加速させる。【大池和幸】

 ◆勢翔太(いきおい・しょうた)本名・東口(とぐち)翔太。1986年(昭61)10月11日、大阪・交野市生まれ。小4から豪栄道(現関脇)と同じ相撲道場に通う。05年春場所初土俵。順調に番付を上げるが、幕下で5年以上足踏みし、11年九州場所で新十両。いきなり十両優勝を果たす。今年春場所で新入幕。193センチ、146キロ。得意は右四つ、寄り。趣味はカラオケ。