トリプル3ならぬトリプル2・5!?

 ソフトバンク柳田悠岐外野手(24)が3日、広島市内の母校広島経大での自主トレを公開。3年目の今季は打率2割5分、25本塁打、25盗塁を目標に設定し、レギュラー奪取を宣言した。年末から同市内のジム「アスリート」で毎日トレーニングを敢行。筋肉のよろいを身につけ、キャンプから昨年以上の豪快な打球を見せつける。

 柳田は本気だった。「今年の目標はトリプル2・5(にぃてんご)です」と力強く宣言した。日本語まじりの言葉の響きもあり周囲からは「打率低すぎやろ」「中途半端」と大爆笑で突っ込まれたが、本人は愛想笑いをしながらも「ガチですよ」と力を込めた。

 打率2割5分(昨季は2割4分6厘)、25盗塁(昨季1軍6、2軍16の22個)は達成の可能性十分。25本塁打も小久保氏からの20本塁打に5本上乗せした。秋山監督が現役時代に達成したトリプル3(打率3割、30本塁打、30盗塁)は厳しいが、2・5なら-。できる自信があるからこその現実路線だ。

 この日は吹雪の中、ロングティーで豪快に打球を飛ばした。現在体重92キロの体にあと最低でも3キロ筋肉のよろいを着ける。昔から憧れ続ける前阪神金本知憲氏(44)のような筋骨隆々なボディーにするつもりだ。「打席でも守備でも安定できるように、金本さんのようなどっしりした体がほしい」と年末から広島市内のジムに通う。毎日、昨年より40分長い100分の筋肉トレーニングを続けている。

 元日には金本氏とジムで会い、昨季の5本塁打を報告。「やるやないか、頑張れよ」と激励を受けた。その後、ティー打撃までしていた金本氏の姿を見て、さらにやる気に火が付いた。同ジムには阪神の新井兄弟、日本ハム中田らもいる。中田は柳田より5キロ重い95キロのベンチプレスを上げる。負けたくない気持ちがさらに柳田を強くしている。プロ入り前と比べ、3年間で胸も腕も太もももバランス良く3センチずつ大きくなった。

 10日過ぎまで広島で鍛え抜く。「(今は)ケガしてもいいくらいの気持ちで強い体をつくる。体重100キロまでは大丈夫。(キャンプでは)エグい打球を打ちたい」。鉄人ボディーで、今季は不動のレギュラーを奪う。【石橋隆雄】