沖縄版、守道劇場の幕開けだ。中日高木守道監督(71)が29日、沖縄・北谷で合同自主トレを初視察。修学旅行の女子中学生からの「キャー、高木カントクぅ」という黄色い声援を浴びながら、ご機嫌で選手を見て回った。ところが、お昼前に突然、姿を消した。初日早々、予告通りの「奔走老人」ぶりを発揮した。

 佐藤球団代表は「だれも球場を出た姿を見てないようだし、忍者だな」。北谷で捜索が始まった矢先、佐藤代表の携帯に衝撃の一報が入った。「監督が読谷に現れました!」。えっ、読谷???

 監督は10分ほど前「読谷(2軍)に行かんよ」と宣言したばかり。まんまと一杯食わされた?

 だが、その瞬間の言葉に偽りはなかったという。関係者によると、直後に藤田チーフトレーナーの報告を聞き、故障中の堂上剛らの状態を見たいと「心変わり」したようだ。しかも同トレーナーが「話が終わってませんが…」と慌てる中での途中退席。広報の車に乗り込むと、電光石火で読谷に飛んでいったそうだ。

 暴走、奔走、失踪で疾走。移ろいやすいものは「女心」だけではなく、「監督の心」も入れた方がよさそうだ。読谷で追いついた報道陣を見つけた指揮官は「ようついてきたね。黙って来たのに」とニヤリ。堂上剛らを激励すると、さっさと車に乗り込み、今度は口パクで「ち・ゃ・た・ん」。71歳は悪びれるどころか、おちゃめにUターンした。

 先日、空港まで出迎えた新外国人の入団会見に登場すると思いきや、何とその時間は宿舎のフェイシャルエステで顔パック!

 もう行動が読めません。監督、どうかGPSをつけて下さい。【松井清員】