楽天アンドリュー・ジョーンズ外野手(35)とケーシー・マギー内野手(30=ともにヤンキース)が29日、Kスタ宮城で入団会見を行った。会見後は近くのホールで、同じく新加入の斎藤隆投手(42=ダイヤモンドバックス)とともにファンへの入団報告会。会の最後、ジョーンズが口を開いた。「本塁打、打点のたびにマギーと2人でお金を積み立て、被災地の子どもに何か贈りたい」。集まった2000人の大歓声を浴びた。

 言葉が出なかった。この日の朝、ジョーンズとマギーは宮城・名取の旧閖上(ゆりあげ)中学校を訪問。東日本大震災の津波による被害を目の当たりにした。ジョーンズは「そこにいた人たちのことを思うと」。マギーも「私も父親。子どもも犠牲になったと聞く。心が痛む」。2人で「早く練習したい」と言い合ったという。東北のチームに入団する意味をかみしめた。

 3度の来日経験があるジョーンズは「日本の文化、風土が好き。地震や放射能の心配は大きくなかった」と力強く言った。マギーは「被害に遭った人たちが、球場では楽しく過ごせるよう全力を尽くす」。東北に元気を-。メジャーコンビは固く誓った。