20センチから進化!

 阪神岩田稔投手(29)が沖縄合同自主トレ3日目の29日、初めて捕手を座らせブルペン投球を行った。捕手を立たせて21球投げた後、念入りに19球。実はフォーム改良をスタートさせていた。

 岩田

 これまでは着地した足がインステップして、途中で体の回転を止める形になっていた。今は踏み出す足を捕手方向へ真っすぐ、若干開いてもいいぐらいの気持ちで投げている。体の回転をしっかりボールに伝えないといけないので。

 大阪桐蔭の後輩、ドラフト1位藤浪が熱視線を送る中、変化球を交えて40球。投球後は捕手を務めた清水、片山ブルペン捕手も交え、マウンド付近で5分ほど話し合った。

 足を踏み出した位置を確かめていたという。これまで一塁方向にインステップしていた着地点を、やや三塁方向に変えるイメージだ。体の回転力を100%ボールに伝えるため、約20センチの変化をつける。

 今オフから元トライアスロン選手の稲谷将太さん(30)、稲川翼さん(30)に個人トレーナーを願い出て、股関節上部の腸腰筋を強化中。柔軟で強い股関節がステップの進化を後押しする。2人はこの日、沖縄に到着。力強い援軍とともに新フォーム確立を狙う。

 岩田

 今日は投げられて良かった、という程度。でもキャッチボールではいい感じで投げられている。

 昨季は8勝14敗。三十路(みそじ)シーズンの13年は、今後の野球人生を占う1年になる。小さなことからコツコツと。完璧なフォームを見つけ出し、今年こそ笑顔の1年を送る。【佐井陽介】