オリックス森脇監督の対外試合初陣となる23日のオープン戦DeNA戦(宜野湾)に西勇輝投手(22)が先発することが21日、分かった。先発投手として期待される移籍組の東野、八木らを抑え、指名されたのは、5年目を迎える右腕だった。

 「最初よくても、調子を落としてしまったら意味ないので。そんなに意識はないですね。3年連続で対外試合開幕なので」と本人は冷静だが、抜てきは期待の表れでもある。投手陣の軸と期待されていた金子、岸田が相次いで離脱。西が投手陣の先頭に立つ。

 お決まりのルーティンだ。3年連続の対外試合“開幕投手”となる。11年はシーズン10勝を挙げブレイク。12年は8勝を挙げチームの勝ち頭に成長し、シーズン最終戦ではノーヒットノーランを達成した。ゲンのいいお決まりの行事で13年もスタートを切る。

 調子も上がってきた。紅白戦では初戦、2戦目はピリッとしなかったものの、19日の3戦目には修正。3回を無失点に抑え「オープン戦が始まるので、結果を出して生き残りたい」と気合を入れた。森脇監督の初陣で、背番号「21」がアピールする。