<オープン戦:巨人4-4ソフトバンク>◇3日◇東京ドーム
打たれた。巨人ドラフト1位菅野智之投手(23=東海大)がプロの洗礼を浴びた。本拠地デビュー戦となった3日のソフトバンク戦で先発。4回を投げ8安打4失点に沈んだ。「打たれるべくして打たれた。今日のような投球をしていたら応援してもらえなくなる。しっかり反省して次の準備をしたい」と、素直に結果を受け止めた。
最も悔やんだのは立ち上がりの投球だった。1回先頭の中村にいきなり二塁打を浴びた。「全部、変化球だった。1球でも直球でファウルを取れていれば…。それが全てです」。ワンシームから入り、2球目はスライダー。カウント1ボール1ストライクからの3球目、自ら選んだ135キロカットボールが真ん中をつき痛打された。
わずか3球で手放した流れは、そう簡単には取り戻せないのがプロの世界。続く2番今宮に犠打を決められ、3番松中の中犠飛で先制点を許した。5番ラヘアから3者連続安打を浴び、この回だけで4安打1四球で3失点と畳み掛けられた。「直球が走らなかったのが一番。こんなことをしていたら次はない。自分の気持ちの甘さが出ました」と、マウンドでは口を一文字に結び、ぼうぜんと立ち尽くすしかなかった。
開幕ローテーション入りを確実にしているルーキーだけに、ただでは倒れなかった。4回はあえて調子の悪かった直球主体に切り替えた。これまで「その日に調子のいいボールを投げていくのが基本」と、話していたが、「最終回だと分かってた。次に投げるためには何かを得て終わらないといけない」と3者凡退で意地を見せた。
川口投手総合コーチは「今日は悪い面が出た。でも、この時期はその方が調整の方向性が決まるからいいでしょう」と話し、今後も中6日程度で登板させていく意向を示した。打たれたことを生かすか、殺すかは次回登板で証明する。【為田聡史】



