<プロアマ交流戦:広島0-5オール広島>◇6日◇マツダスタジアム

 広島が赤っ恥をかいた。プロアマ交流戦、社会人オール広島戦で、8度目の対戦にしてアマチームに初黒星を喫した。若手主体だったとはいえ、わずか2安打に封じられて無得点。0-5でまさかの完封負けを喫した。観客席からは「どっちがプロか分からん」と痛烈なヤジが飛んだ。野村謙二郎監督(46)は「WBCと一緒で、勝って当たり前という中で、勝つのは難しい」と完敗を認めた。

 唯一の好材料は、ドラフト2位鈴木誠也内野手(18=二松学舎大付)。本拠地デビュー戦の初打席、右中間への打球を持ち前のスピードを生かし二塁打にした。ただ、ルーキーの活躍を喜んでばかりもいられない。野村監督は「1年生の鈴木君が目立っているようでは」と、若コイたちに奮起を促した。