<阪神1-6DeNA>◇13日◇甲子園

 阪神岩田稔投手(29)は無期限の2軍再調整が決まった。初回、4安打2四球に二塁西岡の適時失策も絡んで6失点(自責点4)。いきなりチームの連続イニング無失点を41で止め、試合を壊した。

 岩田

 (記録は)そんなことを言っていられる立場じゃない。(打ち取った安打も)ヒットはヒットなんで。無駄な四球があって、リズムを作れなかった。

 2回以降の4イニングは1安打無失点。なんとか5回を投げたが、2年連続で開幕から自身3連敗となった。3敗とも初回に失点しており、和田監督は「同じ事の繰り返し。去年もそうだった。ずっと課題にしているし、ちゃんとやらないと」と一刀両断した。

 岩田は今日14日に出場選手登録を抹消される。08年に先発ローテ入り後、故障や登板機会の事情を除き、不振が理由では初の2軍降格となる。中西投手コーチは「期限は決めない。フォーム的にもいい形にならないと、球も良くならない。必ず必要な選手だから早めに処置する」と説明した。

 入れ替わりで1軍昇格するのは玉置だ。今季はウエスタン・リーグ4試合で3セーブ、防御率0・00。昨季7月に再び支配下登録された後では初昇格となり、中継ぎ陣の一角を担う。

 岩田が登板予定だった20日ヤクルト戦は小嶋の抜てきが最有力。次回先発予定の16日ウエスタン・リーグ中日戦で最終判断される。小嶋の状態次第では秋山、歳内らも代役候補になる。【佐井陽介】