セ・リーグは24日、都内で臨時理事会を開き、規模の縮小を検討している交流戦について話し合った。試合数削減に反対しているパ・リーグに対し、今後も24試合制から18試合制への縮小を提案していく方針を確認。1カード2連戦を繰り返す現行日程の問題点について議論した。

 パは予備日の短縮や分離開催など効率化を進めることで、24試合を維持したいとしている。だが、頻繁な長期移動は選手への負担が大きく、集客が見込める土曜日にデーゲームが組めないなどの課題が残る。鈴木理事長(広島球団本部長)は「(パの提案は)現実的に無理な点もある」と、見直しの必要性を指摘した。

 試合数だけではなく「交流戦の優勝チームを決める必要があるのか」など、交流戦のあり方についても、さまざまな意見が出たという。鈴木理事長は「試合数だけの問題ではない。交流戦自体の位置付けについて考えないと。問題点を洗い出し、きちんと議論することが必要」と話した。来季からの試合数変更は難しい状況だが、5月の実行委員会で引き続き協議する予定だ。