ファン待望の対決が、実現へ向けて大きく動きだす。日本ハム大谷翔平投手(18)と阪神藤浪によるビッグルーキー2人のプロ初対決。交流戦前最後となる12日オリックス戦(京セラドーム大阪)の試合前、日本ハム栗山監督が夢プランをにおわせた。

 大谷は現在、主力野手として出場する1軍の試合の合間を縫って、2軍戦で投手としての実戦経験を積んでいる。登板日が野手としての出場に大きく影響するが、エンターテイナーの栗山監督は「甲子園がね…。藤浪も抹消されたみたいだから、その辺は、また考えたいと思っている」と26日阪神戦(甲子園)での夢対決の実現に前向きだ。

 「メールは送りづらいし、相手も対応しづらいと思うので…」と、体の異変を訴えた藤浪を気遣った大谷は「また、すぐに(1軍に)上がってくると思うので、お互いに頑張りたい」と気持ちを引き締めた。