前日1日にプロ初勝利をマークした日本ハム大谷翔平投手(18)が、偉大な先輩の存在を知った。2日、初めて旭川スタルヒン球場を訪れた。通算303勝のスタルヒンが学生時代を過ごしたゆかりの土地であることから、命名。球団関係者から投手としての実績や足跡などを教わった。「さっき、教えてもらいました。すごい投手ですね。僕はまだ1勝しかしてないので、はるか上ですね」と、大投手に思いをはせた。

 この日のDeNA戦はベンチ入りも欠場した。試合前練習では、先発翌日の練習メニューに専念。小雨が降る中で約30分間のランニングやキャッチボールなどを消化した。右肩の張りは多少あったが「今日はキャッチボールは良い感じだった。ちょっと張りが残っている方がいい」と、登板前日の投球練習の球数を増やすことも検討。初勝利後は、高校時代の友人らから祝福のメールが殺到した。「50件くらいですかね」と、うれしい悲鳴を上げた。

 ◆ビクトル・スタルヒン

 1916年5月1日、ロシア生まれ。ロシア革命で亡命。旭川中(現旭川東高)時代に全日本に選ばれ、その後巨人の母体となる大日本東京野球倶楽部入団。55年に日本初の通算300勝達成。57年に自動車事故で死去。通算303勝176敗、防御率2・09。60年野球殿堂入り。191センチ、90キロ。