<楽天1-0中日>◇2日◇Kスタ宮城
仙台の夜は、あまりにもお寒かった。01年星野政権以来、12年ぶりに中日の借金が10まで膨らんだ。現役最年長の山本昌が6回途中まで1失点と踏ん張るも、散発6安打の無得点と援護なし。6度目の完封負けで“スミ1”に屈した。これまで2度踏みとどまった2桁借金のラインを、ついに超えてしまった。
攻撃陣は完全に空回り状態だ。先制された直後の2回2死一、二塁。堂上直の二遊間のゴロを二塁藤田が横っ跳び。三塁へ送球した。三塁を回ってぼうぜんと立ち尽くした二塁走者ルナがタッチアウト。得点が欲しいという焦りが結果となって現れた。前日に続き井端が欠場。荒木は3試合ぶりにスタメン復帰したが、つながりを欠く打線は変わらなかった。
怒りモードに突入しているはずの高木守道監督(71)は、開き直っていた。「結果的には打てんかったけど、不運が多い。そりゃショックですよ。とうとう2桁になっちゃった。ただ今日の負けはそんなにショックじゃない」。吹っ切れた感じで、いつものぼやき節は封印。前向きな発言を連発し、笑顔まで浮かべていた。
「誰でもいいや。希望持てません。ウチはもう変わらんよ。良けりゃあ、いいやつを倒すしかない」
今日3日に対戦するのは楽天田中。難敵について問われるとそう答えた。投げやりになってしまったのか?
それとも逆襲への守道流サインか?
いずれにせよ、借金10というインパクトがずしりと重い。【桝井聡】



