<オリックス5-1広島>◇3日◇ほっともっと神戸
ハッピーが重なった。オリックスが5度目の挑戦を実らせ4月22日以来の勝率5割復帰だ。この日発表された球宴ファン投票中間結果のパ・リーグ外野手部門でトップに立った糸井嘉男外野手(31)が、2本の二塁打で好機をつくり白星に貢献。ついに最大9あった借金を完済した。
3-0の6回、先頭で右翼線を破り、中押し4点目のホームへ。広島に1点を返された直後の8回裏は、左越えの二塁打でダメ押しの5点目を導き「いい感じでバットが振れました」と声を弾ませた。
試合前には中間発表の結果に、発奮。「それ、最終結果ですか?
中間?
それならすぐに変わりますよ。システムはわかっていますから」と言いながら、最終結果での1位を目指し「頑張ります。頑張ります」と力を込めた。古巣日本ハム勢を抑え込んでのパ外野手トップだった。
右膝痛を抱えていても、長打力と走力は健在。そんな超人は、細やかな気遣いも併せ持つ。愛用する特製シューズを、近大の恩師、榎本保監督(58)に贈った。ランニングシューズのような柔らかい素材の底をスパイクにつけた物で、軽くて歩きやすい。昨年1月に体調不良で倒れ、一時は歩行に苦労した榎本監督は「気を使ってくれたんですよ」と感謝していた。球宴という大きなモチベーションも得て、糸井がチームを貯金へと導く。【堀まどか】



