<中日2-1オリックス>◇6日◇ナゴヤドーム
不振に苦しんでいた森野将彦内野手(34)が中日をAクラスに押し上げた。1点を追う7回無死一塁で、オリックス比嘉のスライダーを右翼席にはじき返した。「つなぐ気持ちで行ったけど、最高の結果になった。今年初めて仕事をした感じです」。値千金、13試合ぶりとなる逆転の5号2ラン。今季初の決勝打で快感に酔いしれた。
「チャンスで打てず、情けない凡打が多かった。今日も山井がいいピッチングをしているのに、援護できなかった」。5回1死一、二塁で三振するなど、同じ78年生まれの先発山井を助けられなかった。「借りを返そうという思いだけでした」。山井と並んだお立ち台では感極まった。
「同じ35歳、ここまで一緒に野球ができているのはうれしい」。今季の山井はWBC代表落選に始まり、不調で2軍降格など、苦しみながらもはい上がってきた。自身も今季は開幕スタメンをクラークに奪われ、不振でスタメン落ちも味わった。同い年の頑張りに勇気をもらっていた。
高木監督も「バントさせようかと思ったけど最高の打撃をしてくれた。勝ち運も出てきたわ」と感謝。そして借金は9ながらついに3位に浮上。「いよいよAクラスか!」。監督もご機嫌、手応えをつかんだ連勝となった。【松井清員】



