巨人菅野智之投手(23)が、ジョーンズ&マギーを制す。今日8日の楽天戦に先発の菅野は、5月22日の同1回戦(Kスタ宮城)でベンチ入り。2人に屈した沢村の投球を洞察し、得た教訓から対策を練った。
ジョーンズを歩かせ、マギーに打点を献上する。菅野は楽天の得点パターンを目の当たりにした。「同じ強打者でもタイプは正反対。もちろんアプローチも違うし、得意、苦手も違う」と分析した。
5月22日。ジョーンズは1度もバットを振らず2四球を選んだ。菅野が「そんなに多いんですね」と驚く四球数は、12球団トップの45。好球をじっくり待ち、一振りで仕留める。一方、ファーストストライクを2本、犠牲フライにしたマギーは超積極的だ。打球方向も違う。ジョーンズは基本、腕が一番伸びる外寄りのボールを引っ張り込む。「ジョーンズよりうまさがある」と見るマギーは広角に打ち、軽打もある。
普通に考えれば、ジョーンズに対しては緩急や内角を使いながらストライク先行で攻める。マギーは逆で、腰を据えてじっくり攻めるのが得策と思える。だが菅野の見立てはもう一段階、深い。裏も読んでいる。
菅野
入り方を工夫する。僕という投手は、打者のタイプに関係なく初球から振ってくるケースが多い。だから一概にストライク先行で、とかは言えない。あえて、ボール、ボールと入る手だってある。
ジョーンズとマギーには、研究熱心という共通項がある。「制球力抜群」のデータを逆手に取る作戦も視野に入っている。「駆け引きも楽しみです」と菅野。心理戦で打線を寸断する。【宮下敬至】
◆沢村の前回楽天戦の対ジョーンズ、マギー
得点を奪われた1回、5回ともにジョーンズに四球、マギーに犠飛を許した。配球も同じような形だった。
▽1回
1死一、三塁でジョーンズに対してはスライダーを初球から3球連続で見逃されて3ボールとなって、結局四球。マギーに対しては初球ボールで、2球目の真ん中付近に入った直球を右中間に運ばれた。
▽5回
ジョーンズにはフォーク、スライダー、直球をすべて見逃されて、ストレートの四球。満塁で迎えたマギーには2ボールとなって、ストライクを取ろうとした直球を左翼に運ばれた。




